2013年5月16日木曜日

Former Sox Prospect Review: Anthony Carter, RHP

今回は、オフにMiLFAで契約した、Anthony Carter。制球難の印象の強い選手だったけど、STでは素晴らしい投球を見せ、John Farrell監督に良い印象を与えた。既に27歳だけど、BOSと契約した時点で26歳で、Prospectと呼べるかはギリギリだけど、MLBで機会がもらえるように、という願いを込めてここで扱います。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Anthony Carter (アンソニー・カーター)
Full Name: Anthony Scott Carter
Position: RHRP/RHSP
Born: April 4, 1986
Birthplace: Decatur, Georgia
Height: 6-4
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 26th round, 2005 by Chicago White Sox
How Acquired: Minor league free agent (December 2012)
College: Georgia Perimeter College
High School: Parkview HS (GA)
How Left: Minor league free agency, signed with San Diego (November 2013)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

がっしりした投手体格。速球への評価が非常に高く、常時90 mph中盤、最速で98 mphに達するファイヤーボーラ―。速球一本槍というカンジの選手で、制球・セカンドピッチは非常に弱い。


[Background]

HSはGeorgia州の名門Parkview HS。05年のドラ26と低い順位で入団。キャリア初期は先発で投げるも、09年にHigh-Aでやや壁に突き当たったカンジとなり、10年にリリーフ転向。ここでまずまずのパフォーマンスを見せ、またその球威もあり、BAからMLB全体でも最低のマイナー組織とは言われていたCWSで#10のProspectとされた。入団後ずっとCWSで過ごしてきたが、12年のシーズン後にMiLFAとなりBOSと契約。


[Profile]

13' : STで予想以上のパフォーマンスを見せ、Farrell監督に強い印象を与えた。リリーフのデプスとして、AAA Pawtucketで開幕。AAAのクローザーとして大車輪の活躍。24 SVを挙げ、AAAのAll-Starゲームに出場。特に後半戦は1.31 ERAと抜群の安定感を見せた。

13' Nov. : 40人ロスターに加わることなくMiLFAになり、SDと契約。

14' : SD傘下でしばらく投げていたが、その後NPBに渡り、北海道日本ハムファイターズと契約。リリーフとして投げているが、イマイチK/BBが悪くて平凡。

15' : 全休。

16' : TEX傘下AAAでプレーも、ERA 6点台。

17' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

同じく12年のSTで活躍したJose De La Torreが一足先にMLBデビューしたが、デプスチャート的には次は彼かなと思う。リリーフは非常に豊富だと思っていたけど、Joel Hanrahanが既にシーズン絶望、Daniel Bardが絶不調とあって、チャンスが巡ってくる可能性はある。しっかり準備していて欲しい。

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