2012年2月9日木曜日

Former Sox Prospect Review: Frankie Montas, RHP

今回は、傘下で唯一100 mphに達する速球を投げれる、Frankie Montas。成績はまだまださっぱりというところですが、そのパワーアームは魅力的。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Frankie Montas (フランキー・モンタス)
Full Name: Francellis Luna Montas
Positions: RHSP/RHRP
Born: March 21, 1993
Birthplace: San Cristobal, Dominican Republic
Height: 6-2
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (December 2009)
Signing Bonus: Not Announced
MLB Debut: September 2, 2015 (Chicago White Sox)
How Left: Traded to the Chicago White Sox with J. B. Wendelken and Cleuluis Rondon in a three way deal in which Boston sent Jose Iglesias to the Detroit, Chicago sent Jake Peavy to Boston, and Detroit sent Avisail Garcia to Chicago and Brayan Villareal to Boston (July 2013)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

身長は平均的だが、年齢の割には比較的がっしりした体格で、特に下半身が強い。スリークォーターから投げ、速球は96 mphから最速で100 mphに達する。少し沈む動きをするが、球速の上限では浮き上がるように動くことも。ムーブ自体はさほど大きくはない。素晴らしいアームの強さを持つ選手だ。打者から視線を外して投げることが多く、コントロールは非常に悪い。モーションも大きく、改善が必要。80 mph中盤のスライダーも投げるが、変化は今一つ。


[Background]

USのファンからはアメリカ風に略されたニックネームのFrankで呼ばれているが、本人は正式な名前であるFrancellisという名前を好んで使っている。


[Profile]

10' : DSLでプロデビュー。まずまず三振を奪うものの、被安打とBBが多過ぎ。

11' : 2年目のDSLでやや被打率は改善されるも、四球の多さは相変わらず。FILで100 mphを投げて注目されるように。

12' : GCLでUSデビュー。7月に何試合か炎上したせいで、スタッツはまずまずというくらいになっているが、8月は非常に良い内容。被HRが0。GCLのシーズン終了後、SS-A Lowellで1試合先発。

13' : Low-A Greenvilleで開幕を迎える。三振は奪えるものの、被打率が高く、崩れる試合も多かった。ただシーズンが進むにつれて良い登板が増えていた。

13' July : Jake Peavyのトレードに絡んでCWSへ。

13' : CWS移籍後は被打率も大きく下がった。奪三振率、ゴロ率も移籍後は良く、スタッフの使い方に成長が見られる。

14' : 中盤一時離脱したが、リーグのAll-Starゲームに出場するなどブレイク。さすがの球威で、被打率・ゴロ率が良い。三振も奪えるようになってきた。オフにRule 5ドラフト対策で40人ロスター入り。

15' : CWS-AAでついに文句なしの成績を残し、マイナー全体でもTop 100にランクされる選手に成長。まだ四球は多いが、被打率が低く、優れた球威を発揮している。セプテンバーコールアップでMLB昇格。

16' : オフにトレードされたLADのAA/AAAで7試合に投げただけ。内容は良いがケガか?夏場に、Aaron Hill、Josh Reddickの見返りでOAKへトレード。

17' : ケガから復帰後、マイナーでは先発、MLBではリリーフで投げているが、制球難気味で今一つ。

18' : OAKで13 G/11 GSに登板。少しずつ適応してきている様子。

19' : 恵まれた才能をようやく安定して発揮することができるようになり、スタッツ的にはエース級の数字だが、ケガの多さは相変わらずで16試合しか投げられず。

20' : COVID-19で短縮シーズンの中、ローテを守り、11試合に先発。防御率はイマイチも内容は悪くない。

21' : シーズンを通してローテを守り、リーグでも上位の投手に。持ち味の速球を軸に、被打率、奪三振率と優秀。

22' : OAKで好投のあと、フラッグディールでNYYが獲得。NYYではやや成績低下。

23' : ケガでほぼ投げられず、最終戦で復帰。


[Comment]

優れた速球の球威はあるけど、セカンドピッチやコマンドがまだ最低限を大きく下回っており、現段階ではMLBに到達できる可能性も高くはないかもしれない。上手く育ってもリリーフの可能性が高いが、それでも球速だけは教えてもどうにもならない天性のものだし、うまく磨いて欲しいです。

(13年追記)100 mphは魅力だけど、球速の割には打たれやすく、MLBに辿り着くまでにはまだまだ改善が必要でした。Rule 5ドラフトもネックになりそうだし仕方ないか。

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