2011年6月19日日曜日

Former Sox Prospect Review: Cesar Cabral, LHP

今回は、昨冬のRule 5でTBにセレクトされたけど、無事帰ってきた左腕、Ceasr Cabral。リリーフ転向以来、順調にマイナーの階段を上がってきており、もうすぐMLBも視野に入ってきそうです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Cesar Cabral (シーザー・カブラル)
Full Name: Cesar Augusto Cabral
Positions: LHRP/LHSP
Born: February 11, 1989
Birthplace: Sabana Grande de Palenque, Dominican Republic
Height: 6-3
Weight: 250
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: (1) International free agent (July 2005); (2) Minor league free agent (January 2017)
Signing Bonus: Not Announced
MLB Debut: September 2, 2013 (New York Yankees)
How Left: (1) Selected in the MLB phase of the Rule 5 Draft by Kansas City (December 2011); (2) Released (March 2017)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

まずまず身長があり、少し細身だが、それなりに筋肉は付いている。フォームはスムーズで、球の出所を良く隠すフォームだ。速球は大体88~92 MPHで、最速で95 mph。以前は最速93 mphとかだったから、リリーフ転向で少し球速を上積みしたかも。比較的フラットとも言われるが、コマンド・制球は良い方で、ストライクを積極的に投げる。ディセプティブなフォームからの81~83 mphのサークルチェンジアップは彼の最高のアウトピッチで、多くの三振をこれで奪う。79~82 mphのシャープなスライダーと、70 mph中盤のスラーブも投げる。


[Background]

海外FAでの契約時はかなり期待度の高いProspectだった。同じCesarという名前を持つ弟、Cesar Ariel CabralもBOS傘下に所属しており、こちらは右腕。兄ほどの期待はされていない。


[Profile]

06' : DSLでプロデビュー。

07' : 再びDSLで1.76 ERAと素晴らしい成績

08' : GCLでUSデビュー。先発を務め、やや打ち込まれるが、IP以上の三振を奪うなど、内容はそこまで悪くなかった。

09' : SS-A Lowellでまずまずも、先発としての期待度は下がった。

10' : リリーフに転向し、Low-A Greenvilleで開幕。フルシーズンクラスデビューにも関わらず、余程リリーフの水が合ったのか、31.1 IPでたったの16 H/1 ER。完全にここを圧倒して、High-A Salemへの昇格を勝ち取るが、こちらでは奪三振こそ悪くないものの、打ち込まれた。

10' Dec. : Rule 5ドラフトでTBにセレクト。

11' Mar. : DFA後、TORにピックされるが、再びTBがClaim後、TBから返却。TBは彼をトレードで獲得しようとしたらしく、かなり気に入っていたようです。

11' : High-A/AA Portlandで素晴らしい投球を見せ、傘下のリリーフ左腕ではNo.1となった。

12' Dec. : 再びRule 5ドラフトのプロテクトから漏れ、KCにピックされた後、NYYへトレード。

12' : TJで全休。

13' : TJから復帰し、9月にとうとうMLBデビューを飾った。BOS戦でもワンポイントで登板し無失点。

14' : NYY傘下のマイナーでもイマイチで、MLBでも4試合に投げたが打たれた。制球が悪化。

15' : BAL傘下でERA 5点台ながら、奪三振率はまずまず。

16' : BAL傘下で7試合に投げたがボロボロでリリースされている。

17' Jan. : MiLFAで出戻り。

17' Mar. : NRIにも呼ばれず、ST終盤にリリース。


[Comment]

TBがRule 5ドラフトでピックした際は、昨季はHigh-Aでも打たれたし、さすがに厳しいだろうと思っていたが、最終的に返却されたものの、才能は垣間見せたよう。速球は、フラットと言われる球筋も含めて、ドミナントではないと思うけど、その割にはGO/AOが各クラスでいずれも1.50を超えており、コマンドの良さを感じる。今季も昨季打たれたHigh-Aをしっかり攻略し、Prospect陣で最初の昇格となったし、AAでも適応を見せ始めている。スライダーをもう少し整えたいけど、この感じだと、オフにはまたRule 5の有力候補になりそうです。

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