2011年5月10日火曜日

Former Sox Prospect Review: Jose Iglesias, SS

今回は、昨日MLBへと昇格した、Jose Iglesias。文句なしにマイナー最高の守備力を誇るTop Prospectです。未来のBOSの正遊撃手だと思ってるけど、打撃はもう少し修行が必要かな。

Photo from SoxProspects.com

[Player Data]

Name: Jose Iglesias (ホゼ・イグレシアス)
Full Name: Jose Antonio Aleman Iglesias
Positions: SS/3B/2B
Born: January 5, 1990
Birthplace: Havana, Cuba
Height: 5-11
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: (1) International free agent (September 2009); (2) Free agent (September 2021)
Signing Bonus: $6,000,000
MLB Debut: May 8, 2011 (Boston)
How Left: (1) Traded to the Detroit in a three way deal in which Boston sent Frank Montas, J. B. Wendelken, and Cleuluis Rondon to the Chicago White Sox, Chicago sent Jake Peavy to Boston, and Detroit sent Avisail Garcia to Chicago and Brayan Villareal to Boston (July 2013); (2) Minor league free agent (November 2021)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

小柄で非常に守備に優れたSSだ。若いだけにまだミスもあるが、レギュラーにしっかり留まるなら、MLBでも毎年ゴールドグラブの候補となるだろう。純粋なスピード自体は最高クラスではないが、クィックなグラブ捌きとフットワーク、またそれ以上に、本能的な部分と予測の良さで、素晴らしいレンジを誇る。肩も強く、プラスと言われる。一方、問題は打撃で、クィックなリストで、素早いスウィングを持つが、非常にアグレッシブなフリースウィンガーで、パワーもほとんどない。9番打者以外では使いづらいだろう。


[Profile]

09' : AFLでのみプレー。Casey Kellyがいたので、3Bも守ってた気がする。またUSで放った2 HRはここでのものだ。

10' : AA Portlandで開幕。.285とコンタクト能力はしっかりしてることを見せたが、やはり早打ちな点が目に付いた。またケガで途中離脱。

11' : AAA Pawtucketでプレーするも、BABIPの低さもあり、AVG .235と不振。ケガで離脱もあった。

12' : AAAで開幕。少し改善が見られるものの、早打ち傾向は明らかで、相変わらずパワーはゼロ。案の定MLBでも打撃では全く対応できていなかった。

13' : 開幕からAAAであまり打てていなかったが、Stephen Drewのケガと、Will Middlebrooksのマイナー降格に伴ってMLBに昇格すると打撃でも大爆発。

13' July : Jake PeavyのトレードでDETへ。Jhonny Peraltaが薬物問題でサスペンションを食らったためにDETは代役として欲しがった。

13' : DET傘下でも華麗なプレーでファンの心を掴み、今後数年間のレギュラーSSの座を不動にしつつあったが、脛の疲労骨折でシーズンエンド。

14' : 前年のケガが長引いているのか全休。

15' : 復帰してレギュラーを奪い返すと、持ち前の守備に加えて、3割前後のアベレージを維持し、オールスターにも選出。リーグを代表するSSになりつつある。

16' : DETでレギュラーSSとしてプレーしているが、やはり根本的な打力の問題か、前年からAVGが急降下。

17' : キャリアハイの6 HRを放つも、OBPが3割を切るところまで低下。守備は文句無しでも、レギュラーとしては苦しい水準に来ている。

18' : FAイヤーに.269と少しアベレージを戻した。

19' : CINと単年契約で久しぶりにチームが変わり、.288とまずまずのプレー。ボールの影響もあってか、11 HRと初めて二桁に到達。

20' : COVID-19の影響でイレギュラーなシーズンだったが、BALで.373と猛打を見せて健在をアピール。守備には少し陰りも。

21' : LAAと契約。大谷翔平のいるチームの正SSかつ、持ち前のキャラクターで大谷の相棒として日本でも一躍名前の知られた選手になるも、脱落したチームで残り契約があまりないということで8月に席を空けるためにカット。

21' Sep. : Christian Arroyoのケガなどで2Bが不安定な古巣BOSが2Bとして獲得。

21' : BOSでは2Bのファーストチョイスになり、チームのPOのWC滑り込みに大きく貢献。またJason Varitek戦略コーチの発案のHR選手をカートに乗せてベンチを一周の儀式に率先してカート押し役として参加。日本でも話題となった。POではルール上試合には出られないものの、そういった盛り上げ役でチームのALCS進出に貢献。


21' Nov. : PO中に40人枠を外れたのでMiLFAの形でFAに。

22' : COLに正SSとして迎えられ、ケガで戦列を離れた時期もあったが、AVG .290などベテランらしい活躍。

23' : 良い契約にありつけず、SDのAAAでプレーしたが、好結果にも関わらずMLB昇格はチャンスなし。


[Comment]

AAAは早いかなと思ったけど。全く打ててないわけではないし、Marco Scutaroのケガもあり、MLBも経験している。ただ未だにXBHが0というのは気になる。パワー面は期待してないが、それなりのスピードはあるのだから、足で2B/3Bを稼いだり、SBを増やすなど、少しでも攻撃面で貢献できるようにしてもらいたい。あとはディシプリンへの本人の意識も高めてもらわないと。

(13年追記)MLBでも少し結果を残したので、これでしばらくは正SSはIglesiasで決まりかと思いきや。Xander Bogaertsの成長も影響しましたかね。

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