2011年4月5日火曜日

Former Sox Prospect Review: Jason Place, OF

今回紹介するのは、最近リリースされた中でも最大の大物、Jason Place。そろそろかとは思ってましたが、やはり開花することなく出ていくことに。近年のドラ1で外れのProspectも多いけど、彼とCraig Hansenはその中でも最大の失敗となっています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jason Place (ジェイソン・プレース)
Full Name: Jason Philip Place
Positions: CF/RF/LF
Born: May 8, 1988
Birthplace: Piedmont, South Carolina
Height: 6-3
Weight: 205
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 1st round, 2006
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,300,000
High School: Wren HS (SC)
How Left: Released (March 2011)
Player Link: MiLB.comFan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

大柄で、非常にパワーに優れた5ツールタイプ。パワーポテンシャルは傘下でもトップクラスだが、フリースウィンガーで、コンタクトも上手くない。近年は少しボールを見るようになったが、球の見極めは悪く、追い込まれて変化球を振らされる。一方で、身体能力には非常に優れており、非常に強肩だ。盗塁はあまりしないが、体格の割には信じられないほどのスピードがあり、レンジも広い。未だにCFを十分守る。ただ守備スキル自体は未熟な部分もあり、両翼に向いた選手だ。かなりの自信家で、BOSのスタイルに合わせるのに苦労している。


[Background]

高校生ながら、Daniel Bard (#28)を差し置き、#27とBOSのトップピックで指名。$1.3Mのボーナスを受け取る。ただツールはあるものの、性格や磨かれていない点は懸念されていた。


[Player Profile]

06' : GCLでプロデビュー。113 AB/.292/.386/.442/4 HRと機会に違わぬデビューを飾る。

07' : Low-A Greenvilleで12 HR

08' : High-A Lancasterで19 HRとパワーは見せるものの、変化球に対応できず、凄まじい三振数を重ねる。リーグよりやや若いこともあったが、コーチ陣のアドバイスをなかなか取り入れないとも。

09' : High-A Salemで開幕し、イマイチな成績も、ややK/BBで改善を見せると、AA Portlandに昇格し、.262/.348/.390と、年齢を考えれば悪くない成績を残した。

10' : AAで打てず。バーンアウト気味となり、一時チームを離れ実家に帰った。High-Aで復帰するも、調子の上がらないまま1年を終える。

11' Mar. : リリース。

11' : NYYに拾われてプレーするもアピールできず。


[Comment]

Ryan Kalishと同期ということを考えれば、確かに年齢より上のリーグでプレーはしていたが、ドラ1だししょうがないと言えばしょうがない。もう少し待つかなと思ったけど、大きな進歩がみられないうえに、最大の売りであるパワーも示せずにいるようでは。BOSのスタイルになじめなかったこともあるだろうし、環境を変えればとも思うけど、ドラ1の素質に期待して獲るチームはあるのかな。

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