2011年2月18日金曜日

Former Sox Prospect Review: Eammon Portice, RHP

今回は、去年からリリーフのダークホースになって欲しいと期待してた、Eammon Portice。こういうProspectをAAAに置いて欲しいんだけど。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Eammon Portice (イァモン・ポーティス)
Full Name: Eammon E. Portice
Positions: RHSP/RHRP
Born: June 18, 1985
Birthplace: Oakland Park, Florida
Height: 6-2
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 12th round, 2007; 17th round, 2004 by Minnesota
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
College: High Point
High School: Ft. Lauderdale HS (FL)
How Left: Released (May 2012)
Player Link: MiLB.comFan GraphsBaseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

平均的なサイズで、やや細身。何といっても、最も特徴的なのは、トルネード投法と呼ぶに相応しい、完全に後ろを向くまで、身体を捻り込んで投げるフォームです。基本的にこういうスタイルでは、ケガの危険性が高いと不評ですが、ボールを良く隠せ、彼の奪三振率の高さにつながっている。ただ10年は、そのフォームをやめてスタンダードなフォームに変えていたらしい。速球は90 mph前半のツーシームのシンカーをメインに投げ、沈みの良さで、ゴロを打たせる。80 mph前半のスプリッターがアウトピッチで、速球とこのボールのコンビネーションで三振も奪える投手だ。スライダーも投げる。K/BBが高く、制球力はまずまずだが、速球のコマンドがやや甘く、被打率は低くない。


[Background]

Eammonという少し変わったファーストネームは、アイルランドのオリンピック金メダリストのランナーから取った名前だそう。


[Profile]

07' : SS-A Lowellでデビュー。32.1 IP/43 Kと良いデビュー。

08' : Low-A Greenvilleで投げまずまず。K/BB、被打率も良かったが、それ以上に2.40 GO/AOが素晴らしかった。

09' : High-A Salemで25 GS/128.1 IPで36 BB/141 Kと素晴らしいスタッツを記録。傘下の奪三振王にも輝きました。ただ被打率がやや高く、ERAも平凡。

10' : シーズン前のインタビューでは本人が、BOSのProspect層を考えれば、リリーフに移るのもやむを得ない、と語っていた通り、AA Portlandでリリーフへ移行。特に前半戦は期待されたほどの働きができませんでしたが、後半戦に復調。93.0 IP/25 BB/96 Kとまずまずの成績に落ち着いています。

11' : 再びAAで投げ、80.0 IP/72 H/87 Kとしっかり投げる。ただ好不調の波があるカンジで、良い時はスプリッターで三振を奪うが、悪い時は簡単に打たれるという印象。

12' : AAで3シーズン目を迎えるが、前年より劣るパフォーマンスに終始。

12' May : 5月に入ってリリース。

12' : LADに拾われてHigh-A/AAで投げるも平凡な成績。


[Comment]

09年のHigh-Aでは、K/9、K/BB、GO/AOといった、サイバーメトリクスで注目されるスタッツが軒並み良く、先発としてはローレベルでも、リリーフに移ったらかなり面白いんじゃないかと思ってたProspect。10年中にもMLBデビューするかも、と密かに注目していたんですが、結果的にはリリーフへの移行やフォームの見直しがあって、思ったほどのブレイクはならなかった。それでもそういった部分を考慮すれば、AA初挑戦でまずまずだったんじゃないかと思います。来季こそ、リリーフの戦力になれるように期待したい。

(12年追記)三振とゴロのコンビネーションでリリーフとしては面白いと思ってたし、AAでもまずまず投げてはいたけど、インプレッシブな投球を安定して続けることができなかった。トルネードから普通のモーションに戻したそうだけど、リリーフならそのままでも良かったんじゃないかと。

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