2011年2月7日月曜日

Former Sox Prospect Review: Bryce Cox, RHP

今回は、かつてBOSの未来のクローザーと言われていた、Bryce Cox。短所をなかなか克服できず、残念ながら今のところ期待された活躍をできてないリリーフ。つい先日、とうとうリリースされてしましました。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Bryce Cox (ブライス・コックス)
Full Name: Bryson O. Cox
Positions: RHRP
Born: August 10, 1984
Birthplace: Carrollton, Texas
Height: 6-4
Weight: 205
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2006; 13th round, 2005 by Los Angeles Angels
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $250,000
College: Rice
High School: Newman Smith HS (TX)
How Left: Released (March 2011)
Player Link: MiLB.comFan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

長身のリリーフ右腕。スリークォーターから投げる速球は、89~92 mphで、手元で変化し、多くのゴロを打たせる。78~82 mphのスライダーはドラフトイヤーは傘下でも最高のスタッフと言われたピッチだが、2年目以降はその支配力を失っている。79~80 mphのチェンジアップはたまにしか投げない。元々コマンドには難を抱える投手で、06年のCWS優勝時は、それを克服して活躍したものの、今でもやや不安定だ。ドラフト時は、将来のクローザーとして期待されていたが、クローザーとしての精神力の強さにも疑問を持たれる選手だ。


[Background]

06年はRice大で、ドラフト直後に行われたCWSでドミナントなクローザーとして優勝に大きく貢献した。


[Profile]

06' : SS-A Lowellでプロデビュー。すぐにHigh-A Wilmingtonに昇格し、素晴らしい投球を見せた。この頃はまさに絶頂期で、06年のBOSが指名した選手の中でも最も良いんじゃないかと言われた。当時はJonathan Papelbonは将来的には先発と見られていたし、Craig Hansenもいたが、Coxこそが将来のクローザーと見られていて、08年にはその座に就くだろうと言われていた。

07' : AA Portlandで開幕するが、制球に大苦戦。スライダーの神通力も失せ、シーズン中に、Low-A Greenvilleへ降格。

08' : Low-Aで成績を取り戻すが、High-A Lancaster昇格後はやはりダメ。

09' : AAで1年を過ごす。

10' : AAでGO/AOが高く、それなりに投げているものの、K/BBが低く、被打率等も平凡。かつての期待はなくなりつつあります。

11' Mar. : STで枠を争うも、結局リリース。


[Comment]

Rice大の投手は腕はいいけど制球が、と言われるらしいが、彼もその典型。制球に悩んで、スライダーの支配力を失ったし、速球も少し落としたんだと思う。スライダーさえ戻れば、それなりにやれる可能性はあるけど、年齢的にもちょっと厳しいかもしれない。

(11年追記) とうとうリリース。どこかでキャリアを続けるんでしょうか。

0 件のコメント: