2011年1月27日木曜日

Former Sox Prospect Review: Ryan Pressly, RHP

今回は、個人的に割と気に入っている投手、Ryan Presslyです。07年の高卒選手で、若いと思ってけど、時間の流れるのは早いもんで、そろそろマイナーでは中堅な年齢になっており、ブレイクに期待したい。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Ryan Pressly (ライアン・プレスリー)
Full Name: Thomas Ryan Pressly
Positions: RHRP/RHSP
Born: December 15, 1988
Birthplace: Dallas, Texas
Height: 6-3
Weight: 205
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 11th round, 2007
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
High School: Marcus HS (TX)
MLB Debut: April 4, 2013 (Minnesota)
How Left: Selected in the MLB phase of the Rule 5 Draft by Minnesota (December 2012)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

わずかに細身だが、まずまず長身で、スムーズなメカニクスとバランスにリリースポイントがぶれないと言う点が、高卒投手には珍しい。90 mph前半のフォーシームは、以前は最速で93 mhpだったが、10年に少し伸びて、94~95 mphを記録するようになった。リリーフに移った12年には、最速96 mphまで出している。ツーシームに加えて、84~87 mphのカッターも投げ、速球系のボールを球速を変えて投げるのを好む。リリーフ転向後は、よりルーズに投げられるようになり、全体的に安定して球速が出るようになった。70 mph中盤のカーブは11-to-5のシャープな変化をし、時折打者を凍りつかせるが、コマンドはもう少し改善を要する。チェンジアップは80~82 mphと、少し速球との球速差が小さい。左打者の方へスライドしながら落ちる。フォームが安定している割には、制球力に少し難があり、四球が多い。


[Profile]

08' : 07年はケガがあったようで、08年にGCLでプロデビュー。

09' : SS-A Lowellで投げ、59.2 IP/48 H/64 Kと奪三振力が高いことを示した。

10' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。同期で、TJ明けのDrake Brittonと同じクラスだから、昇格は少し遅い。113.2 IPとイニングが急に増えたが、3.72 ERA/110 H/96 Kとまずまず。ただ奪三振力が少し落ちたし、43 BBは多過ぎる。

11' : High-A Salemで成績が下降。特に奪三振率の低下が著しかった。

12' : High-Aで先発でスタートしたが、不安定な登板が続き、フロントがリリーフ転向を決断。最速96 mph程度と速球の球威が増し、8 Gに投げたあとAA Portlandへ昇格を勝ち取った。AAでもしっかり投げた。AFLに参加し、やや被打率は高かったものの、14.0 IP/1 BB/18 Kと好成績を残した。

12' Dec. : Rule 5ドラフト全体#4でMINにピック。

13' : STでK/BBは今一つも、MINのフロント陣に良い印象を与え、開幕ロスター入り。4/4にMLBデビューを飾った。奪三振率はイマイチも、力のある速球で被打率は非常に良かった。

14' : 前年はリターンを避けるために、若干ムリしてMLBに置き続けたこともあり、AAAに送り返された。AAAでは素晴らしい投球で、MLB昇格後もしっかり投げた。

15' : ミドルリリーフで順調に投げていたが、肘の故障で離脱。一旦は復帰しようとするも、セットバックでシーズンエンド。

16' : ようやくフルシーズンを通じて、MLBで活躍。奪三振率も向上してきた。

17' : 防御率が悪化したが、被打率、与四死球率、奪三振率と平均以上のスタッツを残している。

18' : 90 mph後半を頻繁に計時するようになり、リーグ有数のリリーフへと成長。POの望みのないMINから夏にリリーフの切り札としてHOUへトレード。ALCSでは、古巣BOSと対戦した。

19' : 開幕前に2年の契約延長。シーズン開幕から20試合近くを無失点など、素晴らしい投球を見せていたが、後半戦はケガもあり、POも含めてやや波のある内容だった。

20' : キャリアで初めてクローザーへ定着。リーグ指折りのリリーフとしての地位を確固たるものに。

21' : クローザー2年目も更に安定。自動行使となったオプションが割安に感じる内容。POでは古巣BOSとも再び相対した。

22' : クローザー3年目はキャリアハイの32セーブ。内容も申し分ない。

23' : 新たに2年延長し、絶対の守護神として安定した活躍。


[Comment]

Top Prospectにはなれないだろうけど、個人的には結構好きな選手。10年はイマイチだけど、カーブが良くて三振を奪えるポテンシャルがある。もう少し先発で見たい選手だけど、立ち位置的にはそろそろリリーフに移らされるかもしれない。リリーフならいい投手になるかも、という思いもありますが。

(12年追記)面白いリリーフになってきたと思いきや、Rule 5ドラフトでピック。結果的には、AFLに送ったのが裏目に。

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