2011年1月13日木曜日

Former Sox Prospect Review: Hunter Cervenka, LHP

今回は、今季個人的に気になる左腕、Hunter Cervenka。最近のドラフトでちょっと気になってるのは左腕をあまり獲ってないことで、カレッジからは昨年、Chris Hernandezを獲りましたが、高卒左腕となると、このCervenkaが最後です。Drake Brittonを見習って、そろそろブレイクに期待したい。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Hunter Cervenka (ハンター・セルベンカ)
Full Name: Colby Hunter Cervenka
Positions: LHSP/LHRP
Born: January 3, 1990
Birthplace: Baytown, Texas
Height: 6-1
Weight: 245
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 27th round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $350,000
High School: Sterling HS (TX)
MLB Debut: April 12, 2016 (Atlanta)
How Left: Traded to Chicago Cubs with Michael Bowden for Marlon Byrd (May 2012)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

高卒の選手にしては比較的がっちりした体格をしている。運動能力は高く、アスレティックな投手。スリークォーターから投げ、投球モーションは少しスローだ。速球は88~91 mph前後を推移することが多く、最速92 mph程度まで出る。やや真っ直ぐな球筋で、あまりムーブしない。80 mph中盤のカッターを投げ、これが彼のベストピッチ。70 mph中盤のカーブはまだ不安定だが、12-to-6の鋭い変化を見せ、上手くリファインすれば、アウトピッチになり得る。チェンジアップは未完成だが、ポテンシャルはある。最大の問題は、コマンドの安定感で、良い時は低めにボールを集めるものの、修正がきかず、ストライクゾーンになかなか入らないことも。入団したての頃は、少し自信過剰気味だと言われていた。


[Background]

08年のドラフトでは、下位指名ながら、$350Kのボーナスで入団。この年は、上位にも大盤振る舞いをしたけど、下位でもCarson BlairとかTyler Wilsonなど、結構積んだ年でした。


[Profile]

09' : GCLでプロデビュー。しかし26 BB/18 Kと、激しい制球難を露呈。

10' : 再びショートシーズンに戻って、10年はSS-A Lowellでプレー。42 BB/55 Kと、まだまだではあるが、少し改善を見せた。被打率、GO/AOはまずまず。

11' : 当初Low-A Greevilleで投げたが、やはりストライクが入らないし、入ったら打たれるというカンジ。SS-A開幕後はそちらに移るが今一つ。

12' : Low-Aで、Piggy-Back的に登板し、15.2 IP/12 BB/24 Kとやや改善を見せるが、登板ごとの波が激しかった。

12' May : Marlon ByrdのトレードのPTBNLとしてCHCへ。

12' : CHCのHigh-Aでリリーフとしてまずまず。

13' : CHCのHigh-A/AAでリリーフで投げている。被打率はやはり良いし、まずまず三振も奪えているが、制球はまだまだ。

14' : CHC-AAで、まだ四球は多めだが、被打率・奪三振率で優秀な成績を残した。

15' : CHC-AAAでは散々も、ATLに移ると、AAAでリリーフとしてよく投げた。三振も多く取れている。

16' : リビルド期間のATLの環境もあって、MLBのチャンスを得ると、制球は粗いながらも、優れた球威で左のワンポイントとして活躍。フラッグディールで割と高い見返りを払ったMIAへ移籍も少し調子を崩してマイナーへ。

17' : MIAで投げるも、制球難が悪化。AAAでもイマイチな投球に終わった。

18' : 独立リーグで少し投げた後、DETに拾われ、マイナーではまずまず投げている。

19' : STLとBALのAAAで投げ、マイナーでの成績は優秀だが、MLBでの出番は無し。


[Comment]

絶対に成功するとも言い切れないけど、ポテンシャルはあると思います。現時点では、左腕としてもズバ抜けた球威はないけど、若いし、少し球威が伸びる可能性はあるはず。比較的完成された体格だからわからないけど、Jon Lester、BrittonやFelix Doubrontなど、若いうちにピックした左腕達はいずれも球威が伸びているのも当てにしたい。あとはコマンドさえ改善していけば、面白いと思う。フルシーズンクラスでどうなるか楽しみです。

(12年追記)お気に入りだっただけにちょっと複雑ではありますが、あまりうまく伸びてはいなかった。体重オーバーなどコンディションがダメなことも多かった。腕は良いと思うんですが。

2 件のコメント:

BF さんのコメント...

たくさんの投稿お疲れ様です。
この選手ちょっと気になってた選手だけど今のところまだ制球難露呈してますね。
カッターがいいってのはちょっと魅力。制球さえ改善されれば無難なグラウンダー系の左殺しにはなってくれそうかな?

外野手のOUTLOOK見ました。
エルズベリーは個人的には今年は証明してほしい優先順位として
①健康②守備③OBPって感じで
全部良ければいいけど最低限健康とCF平均以上の守備力は見せてほしいなと。
09は守備勘が悪かったのもあるんだろうけど盗塁でエネルギー使いすぎてる部分も結構あるんじゃないかなとも見てて思ったりしました。
UZRやDRSの通算見てるとレンジ自体は
そこまで悪くもないんですけど
やっぱりMLB年間150試合って我々が思ってる以上にハードなんでしょうかね。

ララ さんのコメント...

BFさん

最近は調子いいですね(笑)。期待度的にはまだ成長してリリーフというくらいでしょうね。まだLow-Aにも達してないから、スタッツを見てあれこれ言うのも難しいけど、多少制球が悪くても、速球・カッターでゴロを打たせて、カーブで左打者からしっかり三振を奪えるなら使える可能性はありますよね。

Jacobyの守備は何なんでしょうね。あれだけのスピードがあって、最低クラスの数字とは。でもそれだけに、よっぽど守備勘が悪いとかじゃなけりゃ、ちょっとずつ改善していくのかなと。まぁ健康に関しては、若いし、取りあえず出れるだけ出てもらうのは当たり前と思ってます(^_^;)