2011年1月26日水曜日

Former Sox Prospect Review: Cla Meredith, RHP

今回紹介するのは、Cla Meredith。Theo Epsteinさんが、自身の失敗トレードの筆頭に挙げるくらい、BOSを出て活躍したリリーバーです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Cla Meredith (クラ・メレディス)
Full Name: Olise Claiborne Meredith
Positions: RHRP
Born: June 4, 1983
Birthplace: Richmond, Virginia
Height: 6-0
Weight: 180
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 6th round, 2004
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
College: Virginia Commonwealth
High School: Meadowbrook HS (VA)
MLB Debut: May 8, 2005 (Boston)
How Left: Traded to San Diego with Josh Bard for Doug Mirabelli (May 2006)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

典型的なサイドアームのシンカー系投手。85~86 mphのシンカーが投球の大半を占め、よく沈み、ゴロを打たせる。SD時代は、8割ほどシンカーを投げていて、それだけで打ち取っていたが、近年は少しずつ慣れられていることもあるのか、70 mph後半のスライダーとチェンジアップの割合が増えている。どちらも平均程度だが、スライダーの方が少しいい。制球は、すごくいいというほどではなく平均的。


[Player Profile]

04' : Low-A Augustaでプロデビュー。

05' : AAA Pawtucketを経て、MLBデビューするが、打ち込まれる。AAAでも、さほど支配的な投球はできておらず、明らかに急がせすぎた。

06' : 再びマイナーでプレー。

06' May : この年、BOSはそれまで、Tim Wakefieldの専属捕手と務めていた、ナックルキャッチャーのDoug Mirabelliを流出させ、守備の評価が高く、より若いJosh Bardに引き継がせようとしたが失敗、J. Bardが全くナックルに対応できず、急遽SDからMirabelliを呼び戻すことになり、その交換要員として、J. Bardと共にSDへ。Theoさんは、後にこのトレードを最も後悔しているトレードに挙げていました。

06' : トレード後、投手有利のSDの環境もあり、またたく間にSDのセットアッパーに登りつめました。日本のMLB専門誌のSluggerでも、ミドルリリーバーのTop 15に入ってたのが印象的だった。

07' : 引き続きセットアップとして仕事をするものの、少しずつ成績が下降。

08' : やや成績下降は見られるものの、73試合に登板するなどフル回転。

09' : シーズン中にBALへトレード。

10' : マイナー落ちも経験。


[Comment]

Mirabelliを呼び戻すためには仕方なかったとは言え、もったいない放出でした。MLBまで急がせたせいで、成績を残せず、トレード要員になってしまったこともあり、彼とCraig Hansenの失敗から、BOSは現在、Prospectの昇格に最も慎重な組織の一つになっています。まぁたまに、そろそろ上げても、とやきもきすることもあるんですが。SDを出て以降、パッとしないけど、サイドアームのシンカー系はあまりいないし、かつてのトレードを後悔しているなら、狙ってみても面白いんじゃないかと思うんですが。

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