2010年12月13日月曜日

Former Sox Prospect Review: Reymond Fuentes, CF

今回はAdrian GonzalezのトレードでSDへいった3人の1人、Reymond Fuentesを紹介いたします。09年のドラ1で、1年ちょっとでお別れ。すごく気に入ってたわけじゃないけど、こうなるとちょっと残念。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Reymond Fuentes (レイモンド・フエンテス)
Full Name: Reymond L. Fuentes
Positions: CF/LF/RF
Born: February 12, 1991
Birthplace: Manati, Puerto Rico
Height: 6-0
Weight: 160
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 1st round, 2009
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,134,000
High School: Fernando Callejo HS (PR)
MLB Debut: August 26, 2013 (San Diego)
How Left: Traded to San Diego with Casey Kelly, Anthony Rizzo and Eric Patterson for Adrian Gonzalez (December 2010)
Player Link: MLB.comFan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

細身で、素晴らしい運動能力に恵まれたCF。現状ではパワーは平均以下ですが、Carlos Beltranと血縁関係にあたり、BeltranもMinor時代はここまでHRを打てる選手になれるとは思われていなかったようだから、その血筋で成長することもあるかもとも。ただ基本的にはスピードスタータイプ。打撃メカニズムは良く、スウィングスピードも素晴らしいが、選球眼には欠ける。まだ若いだけに仕方ない面もあるが、アグレッシブなヒッターです。75~80を付けられるプラスプラスのスピードがあり、SBは彼の武器になるでしょう。スピードはレンジにも生かされ、CFとして十分。肩の評価は35と弱めですが、守備の勘もしっかりしており、守備のいいCFになれる。Jacoby Ellsburyタイプというのがピッタリですが、彼よりも守備はよくなるんじゃないかと言われています。


[Background]

ドラフト時のランキングはBA #54。母親がBeltranの従姉弟(従兄妹?)にあたる。プエルトリコではむしろサッカー選手として期待されていた。スピードと打撃、守備は高く評価されるものの、経験の浅さ、肩やパワーの不足で、そこまでは高く評価されていませんでしたが、ドラフト前にTheo Epstein GMとスカウティング部長だったJason McLeodがわざわざプエルトリコまで見に行き、凄く気に入ったらしい。特にMcLoadが獲得を熱心に勧め、わずかにオーバードラフトだが、サンドイッチピックのなかった年だったので、ドラ2まで残らないと見てピック。


[Player Profile]

09' : GCLでプロデビューし、.290/.331/.379とまずまず。

10' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。やはりパワーと選球眼には欠けたものの、高卒でCFと考えれば、AVG .270はまずまずかな。42 SBと走りまくり、スピードはやはり素晴らしかった。

10' Dec. : Casey Kellyらと共にAdrian GonzalezのトレードでSDへ。Jed Hoyer GMに付いて、SDへ行ったMcLoadが強く推薦したものと思われます。同期のDonovan Tateがいるだけに厳しいポジション争いが予想されますが、Petco ParkのCFは広く、彼の価値を出せるところでもあるのでガンバって欲しい。

11' : California Leagueの環境にも助けられたが、High-Aでしっかりとした打撃成績。

12' : AAでAVG .218と大きく落ち込み、評価を下げた。

13' : 前年の不振の後、大きく復活を遂げた。AAでAVG .316とよく打つと、AAのAll-Starゲームに出場。短い期間のAAAでもハイアベレージを残し、一気にMLB昇格。8/26のARI戦で7番CFとしてMLBデビュー。選球眼でも進歩を見せており、1番打者へと成長しそう。AAでは他の選手にCFを譲ることが多かったが、AAA/MLBではCFのみでプレー。

14' : ケガでもしたのか、やや出場数が少ないが、マイナー上層でしっかりと打っている。スピードもさすが。オフにKCへトレード。

15' : KC傘下AAAでAVG .308と活躍するも、野手の分厚い選手層に阻まれてMLBでの機会無し。

16' : KCで控えOFとして開幕ロスターの席を掴んだ。MLBでもそこそこ打っていたが、OF陣は厚く、ケガ人の復帰でAAAに送り返された。

17' : Mike Hazenの引きか、ARIへ移り、PCLの環境もあって、AAAでよく打ち、MLBへコールアップ。MLBでも控えとして役割をこなしている。

18' : ARI-AAAで引き続きプレーするも、PCLの環境でも平凡な打撃でMLBには呼ばれず。


[Comment]

肩のツールは仕方ないとしても、今のレベルでコンタクトして行けば、1番CFとしてしっかりしたレギュラーになれるでしょう。ただパワーか選球眼のどちらかが伸びなければ、平凡なレベルに留まる可能性も。パワー面が伸びるなどで、凄くブレイクされると、それはそれでBOSのルーズになるし残念なんですが、それでも開花には期待したい。

0 件のコメント: