2010年11月29日月曜日

Former Sox Prospect Review: Luis Exposito, C

今回は、つい最近Rule 5ドラフト対策で40人ロスター入りした、Luis Expositoです。 攻守共に高いポテンシャルを持ち、ここ1年ほどは傘下で最高の捕手Prospectと認識されていますが、なかなか期待ほどには成長していません。年齢的にもまだまだ若いですが、そろそろMLBにつながる活躍に期待したいところです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Luis Exposito (ルイス・エクスポジト)
Full Name: Luis Exposito
Positions: C/1B/RF
Born: August 8, 1989
Birthplace: Ft. Lauderdale, Florida
Height: 6-3
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 31st round, 2005
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
College: St. Petersburg
Highschool: Champagnat Catholic HS (FL)
MLB Debut: May 4, 2012 (Baltimore)
How Left: Claimed off waivers by Baltimore (April 2012)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

がっしりした体格ながら、運動能力に優れ、特にブロッキングスキルが高く評価されている。肩の強さも評価され、平均以上のディフェンダーになれるツールは持ちますが、その一方でスキル的な部分(捕球、送球の精度、リード等)は磨き切られておらず、成長が必要。打撃に関しても、体格のある捕手らしくパワーがあり、年間に20発以上打てる力がある。コンタクト面では、スウィングの大きさや選球眼の部分で改善が必要で、特に選球眼は長いことフリースウィンガーというレッテルを貼られ続けている。キャプテンシーに優れ、フィールドのリーダーになれる素質を持つ。


[Background]

05年のドラフトで指名されているが、当時はDraft-and-Followという制度で、次のドラフトの1週間前まで契約できる)があったため、06年の5月に契約。31巡目という低い指名順位でしたが、JuCoでプレーした06年は素晴らしいプレーを見せており、そこで契約していなければ、06年のドラフトではトップクラスの捕手として迎えてたかもとも。


[Profile]

06' : JuCoでプレーした後、Draft-and-FollowでBOSと契約。SS-A Lowellでプロデビュー。

07' : ディシプリンの問題でチームから出場停止をくらい、Low-A Greenvilleで数試合プレーしただけでした。

08' : 出場停止はやや時間のロスでしたが、停止が明けると素晴らしく模範的な選手へと変貌し、チームのリーダーと、チームメイトから認められる存在に。Low-A GreenvilleでTy Weedenと併用されながらも、素晴らしい成績を残し、High-A Lancasterに昇格。Jon StillとC/DHをシェアしながら、こちらでも打ちまくり、Low-A/High-Aで21 HR。傘下でもトップクラスの捕手との評価が出始めます。

09' : High-A Salemに戻り、リーグが変わった影響もあってか、やや成績を落としますが、AVG .274とまずまず。AA Portlandへ昇格後はさらに好調でAVG .331を残し、傘下No.1捕手との評価を確立。AFLにも参加しました。

10' : さすがに09年のAAの成績は出来過ぎかとは思いましたが、想像以上にAAを打てず、.260/.339/.416/11 HRと平凡な成績に終始。打撃の良かったRyan Lavarnwayの方が評価が高くなったかも。ただ課題の四球を前年から倍増させています。 11月に、Rule5プロテクトのために40人ロスター入り。

11' : AAA Pawtucketに昇格しますが、ディシプリンが逆戻りで、変化球を打てず、パワーナンバーも落とした。一度、Jason VaritekのDLに伴いBOSに呼ばれるが出番なし。後半戦は昇格してきたRyan Lavarnwayに追い抜かれた形に。

12' : AAAでLavarnwayの控えとして開幕。

12' Apr. : Jacoby EllsburyのDLに伴いコールアップしたJason RepkoとNate Spearsの席を作るためにDFA。BALにクレームされて移籍。

12' : 5月にMLBデビューもあまり機会をもらえず。

13' : BALのAAAでも低調な打撃で、Matt Wietersの控えの座をTaylor Teagardenから奪えず。

14' : DETとOAK傘下でプレー。PCLのOAK-AAAではよく打った。1試合だけだが、初めてのOF守備に就いた。


[Comment]

攻守に素質はあるけど、リファインし切れていない印象。すごく若いという訳ではないし、そろそろ攻守に磨きをかけないと、未完のまま終わらないとも限らない。BOSの捕手のFuture Planは未だにはっきりと定まっていないし、そろそろ本格的にブレイクし、その座をがっちりと掴んでほしい。

(12年追記)やはり選球眼がないのが致命的だった。頑丈で健康な肉体、守備スキルと強肩、パワーと良い捕手になれるツールは持っていたのだが。Matt WietersがいるBALで機会を掴むのは大変ですが、BOSにいてもLavarnwayがいたし、環境が変わるのは悪いことではないかと思います。

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