2010年4月15日木曜日

Former Sox Prospect Review: Richie Lentz, RHP

ちょっと前から、Prospect Profileとして、BOS傘下の各Prospectを紹介していますが、これまで目をかけていたのに、トレードされたり、開花せずにリリースされたりというProspectも少なからずいます。そういったProspectを記憶に残しておこうと、そういった元Prospectのためのスレッドもちょっと作っておきます。最初はこの春引退したリリーフ右腕のRichie Lentzからです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Richie Lentz (リッチー・レンツ)
Full Name: Richard Parker Lentz
Positions: RHRP
Born: August 6, 1984
Birthplace: Woodinville, Washington
Height: 6-2
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 19th round, 2006
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
College: Washington
High School: Woodinville HS (WA)
How Left: Retired (March 2010)
Player Link: MiLB.comFan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

どっしりとした存在感のある体格をしている。ややサイド気味のフォームから94 mphから、最速で96 mphに達する速球を投げ、奪三振率が非常に高い。80 mph前半のチェンジアップと75~77 mphのスライダーも持ち、チェンジアップの方が評価はされていました。制球はまずまずで、ストライクを投げる投手ですが、ランナーを出すとやや苦しむ傾向があり。 Daniel Bardの影に隠れてはいたものの、将来的にはセットアップから、最大限成長すればクローザーのポテンシャルがあると評価されていました。


[Profile]

07' : Low-A Greenvilleでプロデビュー。やや制球に問題を抱えていた。

08' : High-A LancasterとAA Porlandで計77.1 IPで112 Kを奪う活躍。リリーフのTop Prospectの1人と見なされるようになり、John SickelsさんのランキングなどではTop 20に入るほど。

09' : しかし09年はケガに苦しみ、春に痛めた肩が完治しないままだったのか、不安定なシーズンでした。秋にはAFLへ派遣され、ここではまずまずの投球を見せ、復活に期待しましたが、最終登板で再び肩の同箇所の痛みを訴え、結局はこれが引退の原因に。結果的には09年は治療に専念させれば良かったなと。

10' Mar. : 突然の引退。ケガがなかなか癒えなかったようです。


[Comment]

D. Bardと彼のあと、なかなかセットアップ以上になれそうなリリーフのProspectは出てきていないし、そもそも上に供給すべき人材すらいない状態。MLBに近いパワーリリーフだっただけに、引退は本当に残念でした。引退後はすでに学校に戻る計画などを立てているようで、すでに第2の人生に向かって歩き出しています。新たな目標に向かってがんばって欲しいですね。

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